アメックス、業務渡航部門の取扱高3.2%増、新規契約数が172%増に

  • 2009年4月1日
 アメリカン・エキスプレス・インターナショナルの2008年の業務渡航部門の取扱高は、前年比3.2%増の254億米ドルとなった。世界的な経済危機による景気後退の局面を受け、企業のコスト削減に対する意識が高まり、ビジネス・トラベル・マネジメント(BTM)事業への需要喚起につながったという。このうち、新規契約企業による取扱高は34億米ドルで、新規契約数は前年比で172%増加。入札による既存顧客との契約更新率も98%を維持し、同社のみと取引する顧客企業を含めた契約率はさらに高いという。市場別では北米の中小企業で63%増と大きく躍進。また、部門別では特にアドバイザアリー・サービスのコンサルティング・サービスの取扱高が33%増であった。同社では2008年、顧客企業の業務渡航費用について、合計20億米ドル以上を削減したという。

 なお、上記の実績は同社直轄の事業の集計値。日本で展開する日本旅行・アメリカンエキスプレスの実績は含まれていないが、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルの広報室によると、昨年から問い合わせが増えており、好機にあるという。