セレブツアーが営業停止−航空券のネット販売で被害は150名、1800万円以上

  • 2009年3月26日
 大阪府観光振興課によると、第3種旅行会社のセレブツアー・アルファ(大阪府知事登録旅行業第3-2196号)が営業を停止した。3月16日に消費者から同社と連絡が取れないとの相談が寄せられ、職員が大阪の本社営業所に向かったところ、営業をしていなかったという。

 3月25日16時30分現在で相談件数は140件から150件程度となり、支払いずみの旅行代金は1800万円にのぼる。観光振興課では「連絡がつかず申し込み済みの旅行者のリストも入手できていないため、全容がつかめない」という。日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)には加盟しておらず、第3種であるため営業保証金は300万円にとどまる。

 相談では、ウェブサイトで海外航空券を申し込んだケースが中心という。昨年のゴーイングの営業停止の際に航空局が発出した通達によると、航空運送契約はeチケットの発券をもって成立する。同社は発券業務をおこなっておらず、観光振興課では、寄せられた相談に対して航空会社に発券済みかを確認するよう伝えている。

 なお、セレブツアーの営業停止にともない、大阪府ウェブサイトでも「旅行会社セレブツアー・アルファ株式会社に対する旅行債権をお持ちの消費者の皆様へ」と題した文書を掲出し、還付手続きを案内している。相談窓口は下記を参照のこと。


▽大阪府にぎわい創造部観光交流局観光振興課観光振興グループ
代表:(06)6941-0351 内線2636、2638
直通:(06)6944-6722、(06)6944-6179