<続報>成田、機体残骸の撤去始まる、24日中に再開の可能性−欠航は101便

23日に欠航となったフライトは、23日20時30分現在で出発便が34便、到着便が67便で合計101便となった。また、ダイバート便は合計50便で、内訳は新千歳14便、仙台1便、羽田11便、中部12便、関空10便、横田2便。ダイバートした50便のうち47便は、ダイバート後に成田に向けて再運航しないことを決定しており、上記欠航便の数に含んでいる。
▽旅行会社各社の対応状況
旅行会社各社では、23日の欠航便に該当する成田発のツアーなどに関して対応を進めている。ジェイティービー(JTB)では、出発欠航便で約1000名に影響が出ており、ツアー参加者のキャンセルや振り替えの対応を進めた。HISは、「旅客対応を優先しており、人数はまだ集計していない」(経営企画室)という。パッケージツアー予約者に対して、それぞれ連絡を取り、出発できる方面への振替を希望する人がいた場合、当初の旅行代金の差額徴収、または払戻しをして対応しているという。近畿日本ツーリスト(KNT)では、成田発着便利用者のうち約3分の2の利用者に影響が出たといい、欠航となったツアーに関しては原則キャンセルと決定。JTB、HIS、KNTは取消料は徴収しない方針だ。
日本旅行でも同様の方針をとっており、23日の成田発着便を利用するパッケージツアー利用客と団体旅客をあわせた673名のうち、約420名に影響が出た。出発欠航便の該当者は約70名で、到着便についてはパッケージツアー利用客の約215名のうち7名が現地で対応中。ダイバート便の旅客は羽田が約40名、関空が2名という。
(3月23日17時現在。JTBとHISは19時現在)
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