TPC、会員で協力し大手に対抗−IATA債務保証も反対継続
トラベル・パーツ・センター(TPC)代表取締役社長でクロノスクロノス・インターナショナル代表取締役社長の小林正人氏は2月27日の上期商品発表会で、「中小旅行会社(の会員)がいかに生き残るかが理念」とし、会員が協力して大手旅行会社に対抗することの重要性を訴えた。旅行業界の環境が急激に変化する中で、中小旅行会社が体力のある大手旅行会社に圧倒されることに懸念を示したもの。小林氏は、「変化に対応できる旅行会社のみが生き残る」と強調。その上で、「バイヤーがサプライヤーを(サプライヤーの担当分野での)チャンピオンに育て、サプライヤーはその代わりに最も良い商品を提供する」ことがTPCの基礎であるとし、相互の「生き残り」のために協調を呼びかけた。
環境の変化としては、景気後退やゼロコミッション、航空会社の直販拡大など。国際航空運送協会日本事務所(IATA-Japan)による債務保証制度の導入の方針も変化の一つだ。TPCの全会員がIATA代理店ではないものの数は多く、5億円の上限に達する会員も複数あるという。BSP精算回数の変更やSAME DAY VOIDなどによって手間やリスクの増加している上での債務保証制度導入に不満の声が強く、「5億円を苦にしない(大手の)会社が寡占化しようとしている」との危惧も聞かれる。TPCでは、日本旅行業協会(JATA)がIATA-Japanに対して文書で再考を求めた際には賛同する旨をJATAに伝えており、今後も様々な方法で反対していく方針という。
◆ IATA、全代理店に債務保証の義務化を通知−JATAは反対姿勢を堅持(2009/02/26)
環境の変化としては、景気後退やゼロコミッション、航空会社の直販拡大など。国際航空運送協会日本事務所(IATA-Japan)による債務保証制度の導入の方針も変化の一つだ。TPCの全会員がIATA代理店ではないものの数は多く、5億円の上限に達する会員も複数あるという。BSP精算回数の変更やSAME DAY VOIDなどによって手間やリスクの増加している上での債務保証制度導入に不満の声が強く、「5億円を苦にしない(大手の)会社が寡占化しようとしている」との危惧も聞かれる。TPCでは、日本旅行業協会(JATA)がIATA-Japanに対して文書で再考を求めた際には賛同する旨をJATAに伝えており、今後も様々な方法で反対していく方針という。
◆ IATA、全代理店に債務保証の義務化を通知−JATAは反対姿勢を堅持(2009/02/26)