旅行会社9社、訪日旅行活性化に向け協力−桜をテーマに商品を造成

  • 2009年3月4日
 訪日旅行を取り扱う旅行会社9社が「Yokoso!Japan Sakura Project」と題して訪日旅行活性化への取り組みを強化する。これは、3月下旬から4月にかけて、桜をテーマにした訪日外国人向けツアーを各社が協力して企画、販売するというもの。世界的な経済危機や円高などの影響で訪日外国人観光客が伸び悩んでいることから、各社で連携しインバウンド市場を活性化したい考えだ。

 参加旅行会社は、ANAセールス、HISエクスペリエンスジャパン(HEJ)、JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)など9社で、計11コースを企画。販売する際には各社のツアーを掲載した共通パンフレットや専用ロゴを作成、各社で相互に販売する。また、桜は設定日と実際の開花時期にずれが生じることも予想されるため、設定日を間際で発表し集中的に販売し前日まで予約を受け付ける。例えば、HEJでは埼玉県との連携事業で秩父地区を中心とした桜見学ツアーを1日9800円で実施するほか、サンライズツアーでは日本三大桜の福島、三春の滝桜と温泉を楽しむ東京発の1泊2日コースを3万4800円で設定するという。同プロジェクトを通じて500名の販売をめざす。


▽参加旅行会社
ANAセールス、HISエクスペリエンスジャパン(HEJ)、JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)、ガリバーズトラベルアソシエイツ、はとバス、IACEトラベル、小田急トラベル、農協観光、総合ワールドトラベル