日本旅行、08年の海外旅行取扱額は12.3%減−12月の海外自社商品は前年超え

  • 2009年2月9日
 日本旅行の2008年の旅行取扱額は、前年比5.3%減の4422億620万5000円であった。このうち、国内旅行は2.2%減の2920億7131万6000円と小幅な減少にとどまったが、海外旅行は12.3%減の1411億3372万1000円となった。国際旅行は26.0%増の2億44万9000円であった。

 海外旅行は、団体旅行、企画商品ともに2ケタのマイナス成長。団体旅行は14.0%減の289億9237万6000円で、一般団体が200億1787万9000円で17.4%減となったことが響いた。マッハとベストツアーの自社企画商品は19.8%減の501億341万7000円、他社企画商品は6.7%減の147億9014万3000円で、企画商品全体では17.2%減の648億9356万円となった。個人旅行は3.7%減の395億6425万8000円であった。

 国内旅行は、団体旅行が3.6%減の642億1475万3000円と減少したものの、企画商品のうち赤い風船が3.0%増の764億8627万7000円と好調で、他社商品と合計でも2.4%増の927億34万9000円となった。


▽12月の海外旅行は教育旅行団体と自社企画商品が好調

 12月単月の海外旅行取扱額は、団体、企画、個人旅行ともに不調で13.0%減の93億30万1000円となった。ただし、団体では教育旅行団体が2.7%増の16億8895万円、企画商品では自社商品が3.5%増の27億2118万1000円とプラス成長した。自社商品のうち、マッハは41.7%減であったが、ベストツアーが4.5%増となった。