プーケットのダイヤモンド・クリフ、女性層の需要喚起へ−1月は回復傾向

  • 2009年1月27日
 プーケットのダイヤモンド・クリフ・リゾート&スパ総支配人のビラット・アタピラック氏がこのほど来日し、日本市場に対する戦略について語った。プーケットへの日本人訪問者数は、昨年末のバンコクでの空港封鎖により減少。これに対してアタピラック氏氏は、特に22歳から30歳までの女性をターゲットに設定し、落ち込んだ需要を喚起したいという。この世代の女性をターゲットとする理由は、「(この世代の女性が)時間もお金もあるので旅行に行きたいという意識が高い」との分析からで、セキュリティを厳しくしているというホテルの特性もアピールしたい考え。

 具体的な需要喚起策としては、メインターゲットの女性客やファミリー、カップルなどの顧客層に対して、特別料金や2泊すると1泊無料になるボーナスナイト、スパ料金の割引などを提供する予定だ。また、2月ないし3月には日本の大手旅行会社数社と協力してキャンペーンを計画しているという。

 なお、バンコクの混乱の影響は、08年11月から12月にかけて、「プーケットへの日本人訪問者数が前年比80%減に落ち込んだ」という。ただし、09年1月にはいって徐々に回復してきているといい、この背景には「東京/プーケット間に直行便が運航していることも一因としてあるようだ」との考えを述べた。