阪神航空、09年度上期商品は全229コース、ヨーロッパに注力、差別化

  • 2009年1月20日
 阪神航空はこのほど、フレンドツアーの09年度上期商品で東京発を115コース、大阪発を114コースの販売を開始した。イタリア(シチリア島)、スペイン・ポルトガル、スイス・北欧、南米(成田発のみ)、アフリカ(関空・羽田発)、世界のクルーズなどのパンフレットを東京発では9種類、大阪発では8種類用意し、主力のヨーロッパ方面をより強化する内容となっている。例えば、ベルギーのイーペルで3年に1度開催される「猫まつり」やヴェローナの野外音楽祭、ブルガリアの「バラ祭り」など、その土地ならではの祭りをツアーに盛り込むなど、他社との差別化を図った。このほか、08年度下期商品に引き続き、旅行者の予定がたてやすいよう一部出発日で催行決定済みの商品を設定。東京発は30コース、大阪発は17コースが対象となる。

 また、旅行代金は為替差益などにより、全体を平均して前年比11.5%の値下げを実現。燃油サーチャージの表示は、原油価格下落を受け、消費者に弾力的に差額を還元できるよう近接表示を導入した。


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