観光庁、2009年度予算は微減、VJCは4%減も観光圏整備関係は大幅増
2009年度の政府予算の財務省原案がこのほど内示され、観光関係の予算は前年度比1%減(6162万9000円減)の62億5681万9000円となった。観光庁は、概算要求では21%増の76億8400万円を要求。それに対して、概算要求基準(シーリング)の3%と、国民の生活に直結する政策に重点的に配分する「重要課題推進枠」にあてるために2%の予算削減幅が設定され、観光は「重点課題」に盛り込まれず、ほぼ前年並みの額となった。
主要な項目別では、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)のアップグレード・プロジェクトが4%減の29億1696万4000円。国際会議の開催・誘致の推進は、2%減の3億6307万2000円となった。観光旅行の促進のための環境の整備は26%減の5706万1000円で、このうち国内旅行需要創出・平準化等促進実証実験は51%減の917万8000円、ニューツーリズム創出・流通促進事業は14%減の4788万3000円。また、観光振興に寄与する人材の育成は41%減の3223万3000円、観光産業のイノベーション促進事業は17%減の1676万9000円となった。国際観光振興機構(JNTO)の運営費交付金は1%減の19億9886万9000円となった。
一方で、今年成立した観光圏整備法に関連する、国際競争力の高い魅力ある観光地の整備促進事業は109%増の5億8267万5000円となった。また、これらのほか港湾局の事業費に、クルーズやフェリー向けの旅客ターミナルの整備が盛り込まれている。
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