JALグループとANAグループが発表した年末年始期間（2007年12月26日〜2009年1月4日）の予約状況によると、両グループ合計で提供座席数が前年比1.9％減の70万7975席、予約数は4％減の53万7814人で、予約率は76.0％であった。JALグループは提供座席数が4.8％減の51万1815席に減少し予約数も6.6％減の39万8387人。ANAグループは提供座席数が6.6％増の19万6160席、予約数は4.3％増の13万9427人で、過去最高だった昨年を上回った。ただし、予約率はJALグループが77.8％、ANAグループは71.1％で、前年よりも下がっている。

　方面別では、韓国を含むアジアが好調。JALでは韓国線が予約数、予約率ともに前年を上回った。また、ANAグループのアジア方面でも、予約数が提供座席数を上回る伸びを示している。また、JALグループでは、ハワイ線、台湾線、中国線で、ANAグループは中国線、リゾート路線で予約率が前年を上回った。北米線と欧州線の長距離路線は苦戦しているようだ。各社の方面別の詳細は下記を参照のこと。

　なお、出発のピークは12月26日から28日が多く、到着のピークは1月2日と3日、4日となっている。


▽JALグループ
（方面／座席数／予約数／予約率）

ハワイ線／5万8028席（11.4％減）／5万4385人（8.9％減）／93.7％
米大陸線／3万7233席（7.1％減）／3万3457人（7.9％減）／89.9％
欧州線／4万3237席（6.9％減）／3万1230人（8.1％減）／72.2％
東南アジア線／12万8318席（2.2％増）／10万1934人（5.7％減）／79.4％
オセアニア線／1万5867席（19.6％減）／1万2339人（33.3％減）／77.8％
グアム線／1万8942席（3％減）／1万7754人（4.8％減）／93.7％
韓国線／6万6350席（1.2％減）／5万9536人（3.1％増）／89.7％
中国線／10万1363席（4.4％減）／5万3681人（3.3％減）／53.0％
台湾線／4万2477席（10.8％減）／3万4071人（10.2％減）／80.2％
合計／51万1815席（4.8％減）／39万8387人（6.6％減）／77.8％

▽ANAグループ
（方面／座席数／予約数／予約率）

北米線／2万4200席（0.3％減）／1万8235人（7.4％減）／75.4％
欧州線／1万7140席（増減なし）／1万3749人（11.0％減）／80.2％
中国線／9万1348席（0.6％増）／5万5876人（0.3％増）／61.2％
アジア線／5万4452席（27.4％増）／4万3094人（24.9％増）／79.1％
リゾート線／9020席（0.2％減）／8473人（1.4％増）／93.9％
合計線／19万6160席（6.6％増）／13万9427人（4.3％増）／71.1％