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日本/アラブ間の航空協議、今年2回目でエミレーツ、エティハドが成田へ乗り入れか

  • 2008年12月12日
 日本とアラブ首長国連邦との航空当局間協議が12月15日、16日の両日に開催される。これは今年8月下旬に開催した協議で合意に至らず、継続協議となっており、今回は東京で開催する。議論の焦点は成田第二滑走路北伸後の輸送力で、アラブ首長国連邦からは関西空港と中部空港に就航しているエミレーツ航空(EK)、およびエティハド航空(EY)をあわせた発着枠。成田延伸後の乗り入れに関して前回の協議において、EKとEYの調整がつかず、アラブ側からの申し入れで開催されることから、何らかの配分に関する回答があると見られる。ただし、日本側としてはアラブ側の要望する発着枠の数を受けて対応を検討する。

 また、羽田乗入れについては、アラブ側の乗り入れが無いため、今回の協議の対象外となる。そのほかアラブ側からの要望は無いものの、アジアゲートウェイ構想で打ち出している自由化に近い形で、中部、関西への発着枠の増加を希望された場合には、日本側は柔軟に対応する構え。

 なお、日本/アラブ首長国連邦間の航空旅客数は2006年度に23万2000人、2007年度は29万2000人で、2008年度は4月から10月までの7ヶ月間で前年比3%減の16万5000人。運航路線はエミレーツ航空(EK)がドバイ/関西線、ドバイ/中部線をそれぞれ週7便運航している。なお、日本航空(JL)が国内区間の関西/羽田線、関西/新千歳線、関西/福岡線、中部/新千歳線、中部/福岡線でEKとコードシェアを実施している。