DS模擬問題:アメリカ編−テーマが豊富なクリスタル街道

問 アリゾナ州のセドナからニューメキシコ州のサンタフェを結ぶ道の名称は、次のうちどれか
A ボルテックス街道
B スピリチュアル街道
C クリスタル街道
D ペトリファイド街道
――正解は最下行へ
ココに注目!
▽テーマが豊富、女性にダントツ人気の2つのエリア
アリゾナ州のセドナとニューメキシコ州のサンタフェをむすぶ約660キロメートル、車で約6時間30分の街道は、この地域にクリスタルを含む岩山が多いことから「クリスタル街道」と呼ばれ、国立公園やヒーリング・セッション、ショップなど、さまざまなアトラクションが点在する。この両都市は20代や30代の女性に人気のデスティネーションで、その理由はネイティブアメリカンの文化や自然の造形美、アートに加え、大地のパワーがあふれるスピリチュアルな地であること。特にセドナは女性有名人などがプライベートでの旅行をメディアで紹介したり、本を出版するなど露出が多く、女性の注目をひいている。▽地球の磁場、ヒーリングで注目−セドナ
セドナはアリゾナ州の州都フェニックスから北方へ2時間、グランドキャニオンから南方に2時間に位置し、アクセスが便利。州内ではグランドキャニオンに次ぐ、人気の観光地だ。鉄分の多い大きな赤い一枚岩の山々にサイプレスなど乾燥地域の緑の低木が植生し、カラッと晴れた青空とのコントラストが見事。独特の景観から「レッド・ロック・カントリー」とも呼ばれて親しまれている。 近年、女性層に人気が高まった理由はやはり「スピリチュアル」「癒し」。地球の磁場といわれる「ボルテックス」があるとされ、数々のスピリチュアルやヒーリングのセッション、ネイティブアメリカン文化などの体験が提供されている。特に「カセドラルロック」「ベルロック」「エアポートメサ」「ボイントンキャニオン」はセドナの4大ボルテックスとして有名だ。このほか、80以上ものアートギャラリーやショップなどの芸術文化もセドナの魅力。300人以上のアーティストが住み、ウェスタンから現代美術、写真、ガラス工芸、テキスタイル、ジュエリーまでと多彩な品々が揃っている。
なお、今年6月からロサンゼルス/フラッグスタッフ間にホライゾン航空(QX)の直行便が就航。フラッグスタッフからセドナまでは車で45分ほどで、日本からのアクセスが便利になったことも覚えてきたい。
▽サンタフェ
サンタフェはニューメキシコ州の州都で、標高2000メートル以上の高地にある。サンタフェと前述のセドナには芸術家の街、スピリチュアルな街とった共通点があるが、サンタフェならではといえば400年前にスペイン人が作った街であることから、アメリカ最古の教会やマリア像など、歴史的気建造物や博物館が多いこと。そして、ネイティブアメリカンの文化とスペイン文化、メキシコの文化、開拓者の白人の文化が融合したエキゾチックな雰囲気だ。アメリカ最古の「サンミゲール教会」は1626年に建てられ、1710年に再建された。そのそばには12世紀はじめにこの地域を支配していた「プエブロ・オブ・アナルコ」が建てたアメリカ最古の家がある。さらにアメリカではめずらしく、ゴシック建築の影響を受けた「ロレットチャペル」も市内にあり、文化の融合という点でも興味深い。
また、郊外にも世界遺産で先住民の住居の「タオス・プエブロ」、かけると病気が治るといわれる「奇跡の砂」で有名な「サントワリオ・デ・チマヨ教会」、さらに暗闇に別の絵が浮かびあがる「不思議の絵」の「サンフランシスコ・デ・アシス教会」など、見どころが多い。

正解 C