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ハワイ会イースト、セミナーで多様なテーマのプレゼンを実施

  • 2008年11月19日
 ハワイ会イーストは11月18日、東京で「ハワイセミナー2009」を開催した。ハワイ会イーストが主催するセミナーは約10年ぶりのこと。これまでは、共催や会員が出展するワークショップがメインであったが、ハワイ会イースト会長で、ハーツ・アジア・パシフィックのセールス&マーケティング部副部長の広脇敬氏は「ハワイ会として、ハワイを横断的にプロモーションする目的」と、今回のセミナーの趣旨を説明。会議室を3室用意して時間を区切り、デスティネーション、ホテル、サプライヤーの各会員がテーマごとにプレゼンテーションをする、参加者選択式のセミナーとした。

 セミナーでは、ハワイ州観光局(HTJ)が「ヘルス&ビューティーハワイ〜美と健康追求の旅〜」と題したプレゼンテーションを実施。平均寿命が81.3歳でアメリカで最も長寿の州であることや、ホノルルが全米の主要100都市のうち、1人あたりのCO2排出量が最も少ないことなど、健康に優れた場所としてのハワイの側面のほか、カウアイ島やハワイ州が推奨する「カウアイ・メイド」、「シールズ・オブ・クオリティ」などの現地産の食品プログラムを紹介。ハワイ産の素材にこだわったハワイのシェフによる「ハワイアン・リージョナル・クイジーン」プログラムの参加者のなかには、素材を栽培・飼育する農園や牧場の見学後、食事を提供するツアーを実施するレストランがあることや、ハワイ産のプロダクトに関連するイベントなどを案内し、新しいハワイの切り口を提案した。

 また、「DEEP HAWAII ECO TOUR〜地球環境をハワイ〜考える〜」と題したセミナーでは、現地のツアーオペレーターであるディスカバリーツアー課長の南部浩氏が「安売りによりハワイの魅力が薄れてしまったといわれているが、魅力は増加しており、消費者の渡航目的は増えている。安くしなくても売れる旅行企画のチャンスと可能性を伝えたい」と、エコの視点で見るハワイの魅力を紹介。ハワイ諸島の成り立ちや気候・自然環境、固有の動植物など素材を紹介したうえで「エコツアーはガイドはもちろん、手配段階を含めた人とのつながりが重要」と強調した。現在、同社では、ハワイ島とカウアイ島のツアー実施会社の窓口としてエコツアーのサポートをしており、FITの手配旅行を中心に、顧客層をしっかりもった直販系の旅行会社によるパッケージツアーでも催行されてているという。