成田、秋のCSアワードの受賞者13名が決定−授賞式を開催

  • 2008年10月31日
 成田空港CS協議会事務局は、このほど「CSアワード2008オータム」の受賞者を決定、授賞式を開催した。授賞式は10月29日と31日に分けて開催し、NAACS推進室長から表彰状の授与や記念品を贈呈している。受賞したのは、リムジン・パッセンジャーサービスの方波見舞さん、倉橋寿郎さん、千葉理沙さん、宮崎明日香さん、柿崎麻衣さん、ANAエアサービス東京の大柳美佳さん、小池幸恵さん、善方萌さん、全日空(NH)の関根祐子さん、吉原麻衣さん、ワールドエンタプライズの天谷一良さん、全日空商事の前田真希子さん、JALエービーシーの籾山義行さんの計13名。中でも、小池さんは2005年冬にも選ばれており、2度目の受賞となった。今回の受賞について小池さんは、「お客様からメールをいただき、また賞をいただけたことに感謝しています」と語り、「成田空港というと国際線のイメージがありますが、国内線担当として国内線と国際線がスムーズに連携できるように今後もより良いサービスを提供していきたい」と意欲を示した。

 小池さんは、大柳さんと一緒に腰を痛めた利用客に対して車椅子を手配した上、杖があると歩行が可能であると聞き、杖を販売している店舗を探したという。また、関根さんと天谷さんが販売店へ案内し、善方さんは腰痛の負担を軽減するサポート、吉原さんは手荷物を持って搭乗口へ案内するなど、利用客の立場に立って手助けをしたことが感謝され、今回の受賞となった。このほか、全日空商事の前田さんは7月、レストランで薬を飲むために水を頼んだ女性に対し、冷たい氷水をぬるま湯に差し替えて提供、JALエービーシーの籾山さんは体調不良の子供に対し車椅子を用意。荷物の取り置きやクリニックまで案内し、感謝のメッセージが届いた。

 同事務局ではCS向上を目的にした取り組みとして、CSアワードのほか、CSセミナーを開催している。今年度は、11月12日、26日にはディズニーのゲストサービスを学ぶディズニー・ゲストサービス・フィロソフィー、12月4日、2009年2月12日には実際に車椅子を使って介助方法を体験するユニバーサルサービスセミナーを開催するという。いずれも空港内で勤務するスタッフが対象となる。