観光庁が取りまとめた主要旅行会社の2008年8月の総取扱額は、前年比6.0％減の6944億8607万8000円となった。このうち、海外旅行取扱額は8.7％減の2692億178万6000円。海外の募集型企画旅行は、取扱人数が20.8％減の43万2390人、取扱額が11.7％減の948億3356万2000円と1000億円を割り込んだ。

　海外旅行の取扱額が高かった旅行会社のうち100億円を突破したのは、エイチ・アイ・エスが2.3％減の367億4585万3000円、JTBワールドバケーションズが9.8％減の322億9749万2000円、近畿日本ツーリストが9.6％減の176億3791万7000円、JTB首都圏が6.4％減の171億7954万4000円、阪急交通社が20.1％減の167億2304万1000円、日本旅行が13.7％減の150億932万2000円であった。ジャルパックとJTBトラベランド、日本通運は100億円を割り込んだ。

　伸び率が高かったのは、JTBグローバルマーケティング＆トラベルの309.7％増（5539万円）、KNTツーリストの125.1％増（45億6994万円）、沖縄ツーリストの44.2％増（3億9377万円）、ユナイテッドツアーズの18.9％増（28億8018万2000円）、JTB大阪の14.7％増（21億7335万4000円）などであった。

　なお、国内旅行の取扱額は4.5％減の4201億9707万7000円と前年割れ。一方、外国人旅行は21.2％増の50億8721万5000円となった。


▽主要旅行会社取扱額（エクセル）
http://www.travelvision.jp/html/data_files/agent_m0808.xls