JTB、シニアカレッジが好調−台湾大学には李登輝元総統の講義も

  • 2008年8月19日
 ジェイティービーの50歳以上を対象にした滞在型の公開講座「シニアカレッジ」が好調に推移している。シニアカレッジはJTBと国立大学が共同で主催するもので、昨年は7大学を対象に計209名が参加。今年は台湾大学を加え計8大学で展開するが、8月14日に販売開始されたばかりの台湾大学の講座をのぞき、すでに申し込み人数は約240名で昨年を上回った。さらに、今年から大学が主催する生涯教育事業「地域アカデミー」も開始しており、あわせて約270名が申込しているという。


▽台湾大学のシニアカレッジ販売を開始

 2008年のシニアカレッジは4月に募集を開始していたが、このほど台湾大学での生涯プログラムの内容を決定、8月14日から販売を開始した。10月6日に開講し、5日間で計10講義を実施。このうち、「日本精神と『武士道』解題」は、台湾大学の教授でもあった李登輝元総統が講義を担当する。また、台湾中部の美観地区である渓頭にある台湾大学の実験林に、1泊2日で訪れる郊外学習も含んだ。旅行期間は10月5日から11日までの7日間で、旅行代金は35万8000円。成田空港と関西空港の発地で設定し、30名の販売を目標とする。


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