ニュー・センチュリー・クルーズ、三峡クルーズを国際水準の豪華客船で

ニュー・センチュリー・クルーズは現在3隻の船を所有しており、新造船「センチュリー・ダイヤモンド」を今月29日に就航する。同社の船の特徴は、どの船も5ツ星で2003年以降の建造と新しく、全室にバルコニーを付けているほか、長江でクルーズを運航する他社の船より2倍程度大きいため、キャビンやパブリックスペースが余裕を持ったつくりとなっている。設備やサービス、料理は欧米のクルーズ会社を視察して基準を設定しており、年間約3万5000人の乗船客のうち約8割を占める欧米からの旅行者も満足するレベルという。昨年末に日本地区販売総代理店(GSA)となったパシフィックリゾート代表取締役社長の島田恭輔氏も、「全体的に質が高く、中国の無形文化遺産である『変面』など船内のイベントも多数開催され、品質にこだわる日本人もすべての面で満足できる」と強調した。
日本市場での販売拡大に向けてパシフィックリゾートでは、「まずは年間500名に向けて、認知向上など施策を展開する」としている。また、今後発注する新造船「センチュリー・ジェム」では全船室へのバスタブの設置や日本語を話すスタッフの常駐、日本語の館内案内、日本食の用意など、日本市場を強く意識した仕様にすることを検討中だ。11月にはFAMツアーの実施も検討している。