マレブ・ハンガリー航空、北米線を運休しヨーロッパ域内の路線に専念

  • 2008年8月6日
 マレブ・ハンガリー航空 (MA)は、冬スケジュールからブダペスト/ニューヨーク線とトロント線を運休する。燃油価格の高騰と世界経済の減速を理由としており、航空機材や資源をヨーロッパ内のネットワークに集中し、域内の市場での競争力を強化する方針。燃油の高騰の影響は、例えばブダペスト/ニューヨーク線をボーイングB767型機で一往復した場合の運航コストが、前年に比べて700万ハンガリーフォリント(約511万3400万円)上昇しているという。ブダペスト発トロント線の最終フライトは9月21日出発、ニューヨーク線は10月25日となる。

 また、機材の更新も進める方針で、冬スケジュールから新型のB737NG型機とボンバルディアQ400型機で域内路線の運航を開始。ボンバルディアCRJ型機とフォッカー70型機は2009年12月から段階的に退役する予定だ。