阪神航空、下期のフレンドツアーは1万人めざす、上期は目標達成の見込み

  • 2008年8月5日
 阪神航空は2008年度下期のフレンドツアーとして、東京発で72コース、大阪発で61コースを設定、8月4日に販売を開始した。パンフレットは、東京発でイタリア(シチリア島)、スペイン・ポルトガル、ヨーロッパ、エジプト・トルコ、クリスマスの旅、南米(成田発のみ)、世界のクルーズの7種類、大阪発で、ヨーロッパ・イタリア・スペイン、エジプト・トルコ、クリスマスの旅、アフリカ(関空発のみ)、ニュージーランド(関空発のみ)、世界のクルーズの6種類を設定。2008年度はフレンドツアーで2万人を目標としているが、下期ではその半数の1万人の販売をめざす。

 下期商品ではカーニバルや祭りなど、この時期ならではのイベントに参加したいという消費者の要望にこたえ、ニースやベニスなどのカーニバルや各地の祭りなどの貴重なイベントが見られる内容を多く盛り込んだ。また、季節的にコンサートやオペラ、スポーツなどのイベントが多いことから、チケット手配を積極化し、パンフレットに手数料や申込期限を明確に記載して案内する。このほか、旅行者の予定が立てやすいよう、催行決定済みの商品を拡充。上期ではイタリアの1コースのみであったが、下期では東京発22コース、大阪発9コースの計31コースを対象とし、そのうちの174本を催行決定済みとして販売する。


▽60周年記念が奏功、上期は目標達成の見込み

 上期は燃油サーチャージの高騰で需要が減退し、人数を落とすホールセーラーが多いが、同社はまだ動きがあるものの順調に推移しており、今のところは目標をクリアする勢いで推移しているという。同社では今年、60周年記念のキャンペーンを実施しており、特別企画や限定商品を販売。これが消費者に対するアピールが強く、リピーターにもいつもとは違う旅行に参加したいという意欲につながったのではないか、と見ている。


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