アメリカン航空（AA）もゼロコミッションを通知し、米系航空会社の3社が同一対応となりました。今後の焦点として日系の対応は関心を引くところですが、ゼロコミッションによる新しい取引関係に変化していくにあたり、旅行会社がどのように考え、対応していくかのレポートにも取り組みたいと思います。


　店頭を訪れると、例年に比べて国内を重視する動きが見られます。そのような中、（財）日本交通公社の海外旅行者数の予測は、改めて市場の冷え込みを印象付けました。1640万人は前年の5％減ですが、それ以上の減少を予測する人たちも多いです。では、何をすればこの苦境を乗り切れるか。そのための取り組みがより重要になってくるでしょう。今週のニュースにも、早期予約の取り込みといった今後の需要動向を見越した対応が見られました。また、不況の影響を受けない富裕層、あるいは燃油サーチャージの問題で厳しいものの修学旅行への期待も聞こえます。市場が縮小する中でも、前向きな取り組みはこれからも応援をしていきたいですね。（鈴木）


▽トラベルビジョン・記事ランキング（7月第3週：7月21日〜7月25日午後6時）
第1位
◆アメリカン航空、10月から発券手数料を廃止へ−旅行会社に打診か(2008/7/23）

第2位
◆JTBF、今年の海外旅行者数は5％減の1640万人を予測−燃油動向が鍵(2008/7/24）

第3位
◆日本航空、大阪府に下期の関空線の増・減便を説明−近距離増便の活用策を(2008/7/25）

第4位
◆サービス連合、派遣添乗員問題の取り組み進める−裁判員制度の対応も(2008/7/22）

第5位
◆JATA、総額表示の早期実現に向け行動方針−通達を追い風に改善もとめる(2008/7/25）

第6位
◆KE100％出資LCCのジンエアー、金浦／済州線に初就航−来年にも日本へ(2008/7/23）

第7位
◆ANAグ、08年度下期のエコ割とビジ割運賃を申請、空席状況に連動する運賃も(2008/7/24）

第8位
◆ノースウエスト航空、FFPの無料航空券で燃油サーチャージ徴収へ(2008/7/22）

第9位
◆スイス・インターナショナル・エアラインズ、プライベートジェット運航へ(2008/7/24）

第10位
◆HIS、海旅の需要喚起でドコモとタイアップ−キャンペーン参加者に旅行券を提供(2008/7/22）