日旅新社長の丸尾氏、JR西との連携強化と成長分野に注力−人材育成が鍵
日本旅行代表取締役社長に丸尾和明氏が着任、7月2日に記者会見を開催し、「明るく、活力あるかたちにしたい」と抱負を述べた。また、西日本旅客鉄道(JR西日本)との連携強化、2008年から2010年度の日本旅行グループ中期経営計画で特定している成長分野へ力点を置く考えを語った。
丸尾氏は現在の旅行市場の認識について、「個人化、多様化が進んでいる。航空、JRなどの直販化も進み、足元では原油高による景気への影響もある」と述べ、「ホールセール事業は転換点にある。直販やネット販売が伸びており、これまでの右肩上がりの事業を前提とすることも転換点にある」という。こうした中でも、「(中計において)成長分野とみているネット販売、BTM事業、富裕層や会員制など特定マーケットは堅調に推移している」としており、こうした分野に集中する考えを示した。
また、他の大手と売上高の開きがあらわれつつあることを問われ、外からの目線として「スピードはもう少し重視しないといけないのではないか」と感想を述べた。対応としては、JR西日本との連携などをあげながら、「JR西日本の管轄する県、地域などと連携して地域内の観光需要の底上げ、JR駅構内の旅行店舗の連携などに取り組む」という。
海外旅行については、「時間をかけて考えていきたい」としつつ、「西日本では日本旅行は強いと感じていた。また、ヨーロッパなど得意とする方面もある。その一方で、全国で見ると商品力、仕入れなど足りない部分もあると感じている」と率直な感想をのべつつ、この点についても強みとする西日本での販売強化ではJR西日本との連携なども視野にいれ、全体の営業力を強めていく考え。
こうした方向性のなか、「旅行は人で支えられている」といい、「お客様目線での良質な商品を提供するために、人材育成、組織内のコミュニケーションなど、人を育てていくことが大きな課題」であると強調。「成長分野への投資なども人の要素が大きい。社員が誇りや希望の持てる会社にしていきたい」と語り、本社と支店など風通しの良い体制をつくる考えを示した。
丸尾氏は現在の旅行市場の認識について、「個人化、多様化が進んでいる。航空、JRなどの直販化も進み、足元では原油高による景気への影響もある」と述べ、「ホールセール事業は転換点にある。直販やネット販売が伸びており、これまでの右肩上がりの事業を前提とすることも転換点にある」という。こうした中でも、「(中計において)成長分野とみているネット販売、BTM事業、富裕層や会員制など特定マーケットは堅調に推移している」としており、こうした分野に集中する考えを示した。
また、他の大手と売上高の開きがあらわれつつあることを問われ、外からの目線として「スピードはもう少し重視しないといけないのではないか」と感想を述べた。対応としては、JR西日本との連携などをあげながら、「JR西日本の管轄する県、地域などと連携して地域内の観光需要の底上げ、JR駅構内の旅行店舗の連携などに取り組む」という。
海外旅行については、「時間をかけて考えていきたい」としつつ、「西日本では日本旅行は強いと感じていた。また、ヨーロッパなど得意とする方面もある。その一方で、全国で見ると商品力、仕入れなど足りない部分もあると感じている」と率直な感想をのべつつ、この点についても強みとする西日本での販売強化ではJR西日本との連携なども視野にいれ、全体の営業力を強めていく考え。
こうした方向性のなか、「旅行は人で支えられている」といい、「お客様目線での良質な商品を提供するために、人材育成、組織内のコミュニケーションなど、人を育てていくことが大きな課題」であると強調。「成長分野への投資なども人の要素が大きい。社員が誇りや希望の持てる会社にしていきたい」と語り、本社と支店など風通しの良い体制をつくる考えを示した。