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マレーシア観光大臣、日本市場の重要性強調−08年は最低でも40万人めざす

  • 2008年6月20日
 マレーシア観光大臣のダトスリ・アザリナ氏が6月19日に来日、旅行業関係者と昼食会を開催し、好調な日本人訪問者数に感謝するとともに、関係強化を訴えた。アザリナ氏は、2007年の日本人訪問者数が前年比3.8%増の36万7567人、2008年も1月から5月まで9.7%増の17万3128人で推移していることを報告し、2008年の目標について「最低でも40万人をめざす」と言及。達成にむけては、旅行経験豊富な女性をターゲットに「マレーシア・スタイル」を既に開始したことに触れつつ、「プロモーションの成功は、旅行会社やオペレーターなどパートナーがあってのこと。日本の海外旅行市場でのシェア拡大に向けて、より強固な関係を築きたい」と強調した。

 また、マレーシア政府観光局総局長のダト・ミルザ・モハマッド・タイヤブ氏も、「我々も、日本人旅行者の増加を何もしないで待っているつもりはない」と積極的姿勢をアピール。テレビなどのメディアを活用した広範囲なプロモーションを検討しており、7月までに具体案を策定することを伝えた。さらに、サービスの質の向上にも取り組んでいくとし、「アザリナ大臣も(質の向上に)意欲的」と語った。アザリナ氏の今回の来日も、観光業関係者の教育に関して大学と協議するためにハワイに向かう途中だという。

 なお、挨拶に立った日本旅行業協会(JATA)事務局長の奥山隆哉氏は、ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)を紹介し、「VWCを活用し、お互い協力しながらツーウェイ・ツーリズムを盛り上げていきたい」と語った。


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