JATA、新会長に日本旅行の金井氏が就任−「変化に対応するものが生き残る」
日本旅行業協会(JATA)の第51回通常総会において、日本旅行代表取締役社長の金井耿氏が会長に選出した。新会長の抱負として金井氏は、「前会長の新町氏が取り組んだビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)や国内宿泊などをレールに乗せ、踏襲し、それをどこまで成果のあるものに導くことが出来るか」と語った。懇親会では、現在の旅行業について「まさに激動の中にあり、たくさんの課題を抱え、荒波に立ち向かう中にある」と厳しさを表現。その一方、「観光庁が10月に発足し、観光関係者、旅行業界の力をフルに活用していきたい」として追い風にある部分も指摘。ダーウィンの進化論から、「強いものが生き残るのではなく、変化に対応するものが生き残る」の一節を引用し、「まさにぴたりと来る言葉で、これを念頭に業界活動にまい進したい」と述べた。
▽JATA2008年度の事業計画は需要創造を重視
総会では基本方針として、(1)海外、国内、訪日を三位一体としてバランスよく発展させること、(2)「旅の力」の訴求で旅行業の社会的有用性の認知をはかる、(3)量の拡大、質の改善、安心安全の旅を不可分のトライアングルとして確立、(4)旅行需要の喚起、需要創造で海外旅行事業の収益性向上、(5)国内・訪日旅行の推進で旅行業と地域との連携・協業による新ビジネスモデルの確立、(6)産業政策的追求、課題解決型の姿勢、を掲げる。この上で、VWCの推進をはじめとした需要創造に取り組んでいく。なお、JATA一般会計予算の事業費は8億9140万円で、このうちVWC推進業務に1億3000万円を組んだ。これは国内、海外、外国人旅行業務などを含む旅行業務推進事業費3億289万円のうち43%を占めており、その注力度合いがはかれる。
▽JATA2008年度の事業計画は需要創造を重視
総会では基本方針として、(1)海外、国内、訪日を三位一体としてバランスよく発展させること、(2)「旅の力」の訴求で旅行業の社会的有用性の認知をはかる、(3)量の拡大、質の改善、安心安全の旅を不可分のトライアングルとして確立、(4)旅行需要の喚起、需要創造で海外旅行事業の収益性向上、(5)国内・訪日旅行の推進で旅行業と地域との連携・協業による新ビジネスモデルの確立、(6)産業政策的追求、課題解決型の姿勢、を掲げる。この上で、VWCの推進をはじめとした需要創造に取り組んでいく。なお、JATA一般会計予算の事業費は8億9140万円で、このうちVWC推進業務に1億3000万円を組んだ。これは国内、海外、外国人旅行業務などを含む旅行業務推進事業費3億289万円のうち43%を占めており、その注力度合いがはかれる。