ハワイ、4月の訪問者数は15.3%減、燃油とGWの日並び影響−5月は堅調に推移

  • 2008年6月2日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、4月の日本人訪問者数は前年比15.3%減の7万7548人と大幅に減少した。日本からの到着便を見ると4月4日から10日の遅い春休みの時期が2ケタ減少となっているほか、4月22日から4月30日のゴールデンウィークも29日の3%減を除き2桁減。40%前後の減少した日もあり、ハワイ州観光局(HTJ)では燃油サーチャージの高騰による春休みの家族市場への影響とゴールデンウィークの日並びを不振の理由と見ている。また、島別ではマウイが43.3%減、ハワイ島が24.7%減と不振で、アロハ航空(AO)の運航停止の影響との考えだ。

 重視する1人1日あたりの消費額は10.3%増の285米ドル、滞在日数は0.2%増の5.59日となったが、総消費額では人数の減少をカバーしきれず6.4%減となった。

 ただし、5月に関しては堅調に推移しており、日本からの到着便の人数は5月30日現在で約1%増。ただし、アジア発の乗継客もいるため、日本人訪問者数は2%から3%減程度の微減になると予想する。日本発の航空座席は4月以降、19.8%減で推移していることから、HTJでは5月の予想地をポジティブな数字だと評価している。