観光活性化フォーラム
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08年のJATA国際観光会議・旅行博はVWCと連動−特集地域は北米など

  • 2008年5月22日
 日本旅行業協会(JATA)は、「JATA国際観光会議2008」と「JATA世界旅行博2008」で、ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)と連動して積極的に需要を喚起する。9月18日の国際観光会議のテーマは、2007年を踏襲し「日本海外旅行市場の再活性化に向けて Part2 −アジア大旅行時代、徹底検証−」。基調講演は、VWCについて内外からの理解を促進する機会として、VWC2000万人推進特別委員会委員長の佐々木隆氏の「ビジット・ワールド・キャンペーン−2010年へのチャレンジ」と、VWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏の「ビジット・ワールド・キャンペーン−再活性化に向けた3ヵ年の戦略」を設定した。

 また、アジアの旅行市場が拡大を続ける中で、日本の旅行業界に与える影響を検証するプログラムも用意。格安航空会社(LCC)のエア・アジアCEOのトニー・フェルナンデス氏が特別講演を実施するほか、午後のマーケティング・プログラムでは、欧米のサプライヤーや中国、韓国の旅行会社が登壇し、「受け手と送り手」双方の立場からアジアの市場を把握する機会を提供する。このほか、旅行業界に関わる課題として環境も取り上げ、モルディブ共和国の大臣を招いて、地球温暖化防止に向けて観光産業がとるべき方策を解説。また、会議の登録料の一部に植林活動への寄付金を含めるカーボンオフセットを導入する。

 9月19日から21日まで開催する世界旅行博2008では、特集地域として「ミクロネシア・オセアニア」と「北米」を選択。今まで、アフリカや南米、中欧、中東と新デスティネーションを取り上げてきたが、今回はVWCと連携し、主要なデスティネーションながら伸び悩む場所を選んだ。