韓国からの訪日スキー旅行者が新潟、福島で大幅増−JNTO調査から
国際観光振興機構(JNTO)ソウル観光宣伝事務所が実施した調査によると、韓国から日本へのスキー旅行者は、昨年12月から今年3月までの4ヶ月間は前年比1.1%増の1万5390人に留まったものの、福島と新潟への送客が増加したという。これは、同期間中の送客実績について、訪日スキー旅行を取り扱う旅行会社にヒアリング調査をしたもの。韓国で訪日スキー商品の浸透と多様化、JNTOや自治体、民間事業者の積極的プロモーションが奏効したようだ。このほか、日本のスキー場の雪質が良好なこと、スキー旅行の目的地としての認知度向上により、昨シーズンに続き高水準で送客を維持しているとの認識だ。
地域別では、新潟県が228.2%増の407人、福島県が72.4%増の1105人で、空港と各スキー場間のシャトルバス運行の開始が増加の契機となった。特に福島は、韓国/福島間のフライトがデイリー運航ではないため、仙台からも磐梯エリアのスキー場とシャトルバスを運行する工夫も効果的であったという。今後はリピーターが増え、旅行者のニーズが多様化すると予想し、富裕層向けの商品や、スキーとその他の観光素材を組み合わせた商品など、他社との差別化が市場拡大につながると見ている。
地域別では、新潟県が228.2%増の407人、福島県が72.4%増の1105人で、空港と各スキー場間のシャトルバス運行の開始が増加の契機となった。特に福島は、韓国/福島間のフライトがデイリー運航ではないため、仙台からも磐梯エリアのスキー場とシャトルバスを運行する工夫も効果的であったという。今後はリピーターが増え、旅行者のニーズが多様化すると予想し、富裕層向けの商品や、スキーとその他の観光素材を組み合わせた商品など、他社との差別化が市場拡大につながると見ている。