マレーシア、田丸麻紀さんを起用し女性向け新キャンペーン展開−40万人めざす

  • 2008年5月14日
 マレーシア政府観光局(MTPB)は今年、自然やスパなどに癒され“再生”をテーマに、旅行経験豊富な女性を対象とするキャンペーン「Malaysia STYLE(マレーシアスタイル)」を新たに展開する。昨年からマレーシア観光親善大使を務める女優の田丸麻紀さんが、同キャンペーンのパンフレットや広告に登場する。田丸さんは、「マレーシアの楽しさや素晴らしさやエネルギッシュな要素を1人でも多くの人に伝えたい」と意欲を述べた。

 MTPB総局長ダト・ミルザ・モハマッド・タイヤブ氏は、同キャンペーンを昨年実施したシティリゾートKLキャンペーンとビジット・マレーシア・キャンペーンの延長と位置付け、クアラルンプールに加えて、「何百億年も前からある熱帯雨林や人口の少ない島、洗練された都市など、多くの観光資源が魅力」と話す。「キャンペーンを通してマレーシアの魅力を伝え、2000万人達成へ寄与したい」とも語った。

 昨年のKLキャンペーンでは、東京、大阪、名古屋のホールセール各社がクアラルンプールのモノ・パッケージ商品を積極的に販売したことで、日本人訪問者数が前年比3.8%増の36万7000人と増加した。このプロモーションでは、クアラルンプールのシティに加え、先へ足を伸ばす人が増えている傾向もあることから、今年はクアラルンプールにリゾートを組み合わせたプロモーションを展開し、さらに訪問者の増加に弾みをつけたい考え。旅行経験が豊富で定番のリゾートを経験した30代以上の女性へ訴求し、今年の日本人訪問者数40万人を目ざす。特に、ランカウイやペナン、パンコールなど主に東海岸への誘致を図る。

 キャンペーンでは、田丸さんを起用してマレーシアの魅力を紹介する小冊子「Malaysia STYLE Book」やフリーペーパーの配布、テレビ朝日系番組「旅サラダ」内でクアラルンプールやランカウイ、ボルネオなどを紹介する。このほか、田丸さんがナビゲートする滞在術やスパ、ラグジュアリーホテルなどの情報を提供するウェブサイトを5月下旬にオープンする予定だ。


▽マレーシア政観ウェブサイト内「Malaysia STYLE」紹介ページ
http://www.tourismmalaysia.or.jp/malaysiastyle/index.html