ニュージーランド政府観光局は今年から来年にかけて、55歳以上のアクティブシニアをターゲットに、自然を体感できるデスティネーションとしての魅力を伝えていく。ニュージーランド政観は4月24日に、女優の前田美波里さんをニュージーランドオピニオンリーダーに任命、このほど任命式を開催した。前田さんのイメージがニュージーランド政観の掲げる「100％PURE　NEWZEALAND」に合致し、アクティブシニアに人気、影響力があることが任命した理由という。前田さんは、「ニュージーランドは自然と人が調和している国なので、旅行を通じて自然と共存する生き方を伝えたい」と語った。

　昨年度のニュージーランドへの日本人訪問者数は11万6489人で、そのうち55歳以上のアクティブシニア層が4万1190人と、約3分の1を占めている。ニュージーランド政府観光局日本局長のジェイソン・ヒル氏は、「自然を体感できるアウトドア・アクティビティの中でも日本人に馴染みやすく、気軽にトライできる」として、テーマをウォーキングに決定。「ニュージーランドだからこそ自然と一体化して楽しむことができる。」と、体感する旅行の魅力を前田さんを通じて紹介し、誘致につなげたい考えだ。

　前田さんは5月中旬に初めて、オピニオンリーダーとしてニュージーランドを訪問してウォーキングやワインなどを楽しむ予定で、その模様をテレビや雑誌、ウェブサイトにて紹介するとともにニュージーランドへの誘致を図る。