オアフ観光局、女性ゴルファーや熟年サーファーなど新傾向を紹介

  • 2008年4月18日
 オアフ観光局は4月17日、メディア対象の記者会見を開催、来日したホテルやアトラクションなど現地12社が現地最新情報を提供した。アジア地区マーケティング営業部長に就任した三枝肇幸氏は「“ニーズ”といわれるものは市場を分析する人が作っているもの。ニーズに消費者の感情が入ったものが、本当の消費者のウォンツだ」と述べ、参加した編集関係者に「12社の最新情報をもとに消費者のウォンツを聞き出し、オアフ観光の活性化に役立てて欲しい」と呼びかけた。

 メディアの特集で旅行トレンドが生まれることがあることから、会見では最近のオアフ観光に関するメディアの特集項目を紹介。(1)セレブが教えるオアフの滞在、(2)初心者向けゴルフとサーフィン、(3)ハワイのカルチャーとアート、(4)食文化とオーガニックブーム、(5)自然と感じるアクティビティ、が顕著だという。このうち、ゴルフとサーフィンに関しては、近年の女子ゴルフ人気の影響で女性向けの特集が多く、「女性向けのゴルフグッズの売れ行きもいい」と、市場を示唆した。また、サーフィンは若い頃にVANのトラッドファッションを好み、サーフィンやアメフトブームだった50代が、サーフィンを始める人が増えていることを紹介。値段が20万円以上という高価なロングボードを選び、「スポーツ感覚よりも雰囲気で楽しむ傾向がある」と述べ、お金と時間のある期待の持てる客層であることをアピールした。

 そのほか、6月の「フレーバー・オブ・ホノルル」7月の「ハワイ・オールコレクターズ」など、ショルダーシーズンに現地を盛り上げるフェスティバルも企画も紹介した。