タイ国政府観光庁、今年はヘルス&ウェルネス、ゴルフを前面に−癒しが鍵

  • 2008年3月13日
 タイ国政府観光庁(TAT)マーケティングマネージャーの藤村喜章氏によると、2008年の日本向けのプロモーションで「癒し」をアピールしていく。TATが先ごろ、1万5000人を対象に実施した独自アンケートによると、滞在方法として「ビーチでゆっくりしたい」との回答が最も多く、次に歴史散策、ゴルフと続いたという。TATでは癒しを求める人が多いことから、タイ国観光スポーツ省とTATで2008年の「ビジットタイランドイヤー」では、全世界を対象に展開する「Seven Amazing Wonders of Thailand」において、ヘルス&ウェルネス(スパ)を取り上げ、ゴルフを加えたプロモーションを行うという。ゴルフは男性でだけでなく、カップルや女性向けにスパと組み合わせた宿泊プランを紹介するなど、業界としても減少している若い女性を取り込む考え。「ゴルフを楽しむなら、気候が涼しいチェンマイがおすすめ」とも提案していくという。

 なお、藤村氏によると、4月30日にプーケット、クラビなどアンダマン地域を対象に、一般消費者150名ほどを招待し、業界関係者と双方向のコミュニケーションを図るセミナーを開催する予定だ。


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