ニューヨーク、ブルックリンなどでウォーターフォールズをディスプレイ

  • 2008年2月27日
 ニューヨーク市観光局(NYCC)によると、7月中旬から10月中旬まで、市内にアーティストのオラファー・エリアソン氏による「ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ」をパブリックアートとしてディスプレイする。これは、水質と水生生物の保護を目的として4つの人工滝をブルックリン、マンハッタン、ガバナーズアイランドの海岸4ヶ所に設置するもの。ポンプでイーストリバーから水を汲み上げる構造で、水を取り入れるためのプールにはフィルターを設置して魚や水生生物を保護するほか、再生可能な資源から発電される電力によって稼動するなど環境へも配慮する。

 経済開発公社(EDC)は、パブリックアートファンドの資金で作られるこのアートがニューヨーク市に5500万米ドルの経済効果があるとみており、同観光局では、観光資源のひとつとしてマーケティングプランを考案しているという。


▽ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ
http://www.nycwaterfalls.org