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オーストリア政観、モダンな魅力アピールや周辺国との組み合わせ促進へ

  • 2008年2月27日
 オーストリア政府観光局は今後、同国の伝統的な魅力に加え、モダンな側面もアピールする方針だ。同観光局の神田博夫氏は、昨年発行されたミシュランガイド東京版が大きな注目を集めたことに触れつつ、「旅行先では食事やデザイン、ファッションなども大事な要素」と語る。このため、従来から取り組んできた、「ハプスブルク家」や「庭園」などのテーマと並列して提案していく考え。

 また、ドイツ観光局とスイス政府観光局と共同で進める「アルペンルート」のプロモーションに加え、スロヴェニアやクロアチアなど、好調な中欧などの周辺国との組み合わせも積極的に企画、造成を促す方針だ。他国との組み合わせは、「旅行会社からの反応も良い」という。スロヴェニアとクロアチアは先ごろに日本に観光局を設立しており、今後、具体化に向けて話し合いの機会を持つ。

 なお、2007年の日本人宿泊者数は10%程度の減少となる見込みだが、2008年は上記の取り組みの展開で、前年並みの水準をめざす。2009年は日本とオーストリア間の外交樹立140周年で、作曲家のハイドンの没後200年でもあり、こうしたイベントとあわせたプロモーションの強化も図る。