HKTB、日本人訪問者は3.8%増が目標−香港トラベルミッション開催

  • 2008年2月21日
 香港政府観光局(HKTB)は2月20日、香港トラベルミッションを開催した。これは、香港のホテルやランドオペレーター、クルーズなど計17社24名が参加するワークショップ、およびセミナーを開催したもの。HKTB日本韓国地区局長の加納國雄氏は、香港が北京オリンピックの各種競技のうち、馬術競技の開催地となったことから、「香港はすでに旧正月から大変盛り上がっている」と受け入れ側の熱気をアピールし、「ショッピングや中華料理だけでなく、渡航者と一緒に作る観光事業を展開していきたい」と語った。

 HKTBによると、昨年の香港への日本人訪問者数は前年比1%増の132万人で、全体の海外旅行者数が1.3%減のなかではまずまずの成果。今年は2007年比3.8%増をめざし、北京五輪のツアーや若い女性と団塊世代をターゲットにしたプロモーション、MICE需要喚起などを強化していく。若い女性にはスパやエステ、団塊世代には夫婦で楽しめる旅行を提案し、今年オープンするホテルが44軒にのぼることから宿泊施設が、さらに充実するという。また、4月から来年の3月末まで、香港パッケージツアーの販売促進の一環である「ハマル、ミリョク、香港。」を実施するほか、50名以上のグループにはカンフーショーや獅子舞などのパフォーマンスを無料で提供するMICEを対象とした「香港バリュープラスキャンペーン」を継続して展開する。また、アンティークトラムや競馬場の貸切パーティーなどテーマパーティーの開催、2012年にカイタック空港跡地に完成するクルーズターミナルが、来年以降に向けた需要喚起に繋がるなどと語った。