イタリア、ラヴェンナ・フェスティバル開催、日本先行チケット販売

  • 2008年2月12日
 イタリア政府観光局(ENIT)は、毎年6月に開催されるラヴェンナ・フェスティバルに先駆けプレゼンテーションを実施、ラヴェンナで活動する旅行関係者の協会、ラヴェンナ・インカミングも出席し、同フェスティバルの前売りチケット日本先行発売についても発表した。ENIT日本・アジア・オセアニア支局長、エンリコ・マルティーニ氏は、「音楽だけでなく、地中海地域の中でもモザイクのデザインやモチーフが評価されている」とラヴェンナの魅力について語り、チケット先行販売について、ラヴェンナフェスティバル総裁のアントニオ・デ・ローザ氏は、「日本はムーティ氏への関心が高く、チケットが入手しづらいとの声多かった」と話し、4月からのイタリアでの発売に先駆けて日本では2月、3月は優先的にチケット予約ができるようにした。


 今回のフェスティバルは、神話と美術における女性像をテーマとし、そのプログラムは音楽だけでなくオペラやバレエ、ダンスや映画など多岐に渡る。内容は、世界的に有名なマエストロ、リッカルド・ムーティ氏の指揮によるオーケストラ演奏や美しい教会回廊でのコンサート、さらに日本から参加する東京バレエ団の公演など。料金は、6月13日のオープニングを飾るトラヴィアータ(椿姫)の一等席が93ユーロ、6月22日のリッカルド・ムーティのオーケストラ、ジョヴァニーレルイジ・ケルビーニ公演の一等席が100ユーロなど。

 ラヴェンナは、南イタリアのエミリア・ロマーニャ州に位置し、モザイクの町として世界遺産に登録、最近では新しくホテルがオープンするなど宿泊環境も整備され始めた。また、フィレンツェやボローニャから車で2時間ほどの距離にあることから周遊型のツアー利用にも向くため、今後の訪日旅行者の需要を見込む。


▽ラヴェンナ・フェスティバル
http://www.ravennafestival.org/

▽ラヴェンナ・インカミング
http://www.ravennaincoming.it/