外務省、南東欧観光促進ワークショップ主催−新デスティネーションに期待

  • 2008年2月8日
 外務省は2月6日、南東ヨーロッパ諸国への日本人観光客増加を目的に、「南東欧観光促進ワークショップ」を主催した。会議にはクロアチアやブルガリア、ルーマニアなど9ヶ国の観光行政関係者と、日本旅行業協会(JATA)、日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)、日本の旅行会社の幹部らが参加。南東欧諸国側からは観光誘致に関する施策や現状について、日本側からは日本人観光客の現状分析や日本の旅行業界の仕組みについて説明がされるなど、南東欧旅行拡大に向けた議論が交わされた。

 JATAからは、業務部副部長の片桐美徳氏が「(南東欧には)新デスティネーションとして大いに期待している」とした上で、日本人観光客の現状や傾向を説明。また、旅行業界との関係については、「年2回のセミナー開催程度では十分ではない。観光局事務所の設置やGSAの契約が望ましい」と要望した。OTOA広報委員長のゲライント・ホルト氏は、旅行会社とツアーオペレーターを軸に日本の旅行業界の仕組みを説明し、関係の構築を提案した。東欧諸国側からは、「非常に有意義」といった声が多く寄せられ、今後の観光行政への反映する意気込みが示されたという。

 なお、JATAでは会議中、JATA世界旅行博について紹介、参加を促した。

▽南東欧観光促進ワークショップ参加国・団体
主催:日本
南東欧諸国:クロアチア、ブルガリア、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ、モルトバ、セルビア、ウクライナ
旅行団体:JATA、OTOA
旅行会社他:ジェイティービー、ANAセールス、ダイアモンド・ビッグ、ユーラシア旅行社、エクスプレス、日本通運、プラネットツアーサービス、プレステージジャパン、トランスグローバルツアー、トラベル世界、ツムラーレ・コーポレーション、ユーリーグ、ウィン・コーポレーション、ワールド航空サービス、読売旅行