MJTC、査証簡素化、安心・安全イメージ向上活動を継続−ミャンマー視察へ

  • 2008年2月1日
 日本ミャンマー観光促進委員会(MJTC)が開催、年次報告が行われた。2007年は年初にMJTCが設立され、ホールセーラー各社を中心として28社からなるMJTCが設立、日本人訪問者数10万人をめざし、入国査証の簡素化、チャーター便の推進などの活動をすることで一致、団結しテイクことを確認した。以前の「仏教国、ビルマの竪琴」のイメージが薄れ、安心して旅行できる国という認知を高め、企画商品の造成に取り組み、JATA旅行博への参加もあったが、取り組みに盛り上がる中で、ヤンゴンでの市民のデモ、軍政府の取締りなど、観光面では大きなマイナスとなり、活動は改めて一から出直しの状態だ。

 1月31日のMJTCでは、在日ミャンマー特命全権大使から、日本旅行業協会(JATA)理事長あてにミャンマーの現状の視察要請があったことが明らかにされた。これを受け、3月初旬をめどに、ホールセール各社などで構成する視察団を派遣し、観光地やヤンゴンでホテル観光省の担当者らと意見交換することを予定しているという。

 この視察のほか、今年度の活動は入国査証の簡易化、安心・安全のイメージの向上など継続して取り組むことに加え、ミャンマーの観光地に関する情報提供について改善、強化する方向性が検討された。特に参加した企業からは、「外務省の渡航情報と、現地の実際のイメージがあまりにも違いすぎる」などの意見もだされ、こうした溝を埋めるためにも、積極的な情報提供が鍵という認識が委員会の構成メンバーの大方の意見のようだ。


▽関連記事
ミャンマー、将来の10万人達成に向けビーチなど新観光素材を提案(2007/09/26)
ミャンマーのエア・バガン、バンコク線で国際線開始−日本にも動きか(2007/05/17)
ミャンマー、ホテル観光省担当者を派遣か−日本発のチャーターも実現へ(2007/01/23)
日本ミャンマー観光促進委員会が発足、10万人を当面の目標に活動(2006/11/01)