南アフリカ、SAの地上ハンドリング会社の変更に歓迎の意−サービス改善へ

  • 2008年1月31日
 南アフリカ観光局は、南アフリカ航空(SA)とスイスポート・インターナショナルが、南アフリカ国内の主要空港における地上ハンドリング業務の契約締結に対し、歓迎の意を示している。この契約により、2月1日からはスイスポートはSAに対し、O.R.タンボ(ヨハネスブルグ)、ケープタウン、ダーバン、ポートエリザベス、イーストロンドンなど国際空港での旅客手荷物運送をはじめとする地上ハンドリングを行う。日本旅行業協会(JATA)の南アフリカ旅行拡大ワーキンググループが昨年11月、南アフリカを訪問した際にも空港会社(ACSA)に対して、空港全般の警備体制の強化を要請しており、こうした活動も寄与したもの。

 SA日本支社長の小野田豊氏は、「SA、ACSAなどが手荷物ハンドリング業務の問題点を認識し、サービスレベルの向上にむけた取り組みを期待したい」とコメント。南アフリカ観光局のブラッドリー・ブラウワー日本地区代表も「治安維持と安全確保は、観光産業のみならず政府の重要課題。引き続き、観光局も旅行者の安全や安心を確保する方策に積極的に関与していく」と語っている。

 なお、スイスポートは日本を含む43ヶ国の主要空港で旅客、貨物の地上ハンドリングサービスを提供、ITM(Institute of Transport Management)から、昨年まで7年連続でグローバル地上ハンドリング部門の年間最優秀賞を受賞している。