オアフ観光局、業界サイトをハブにコミュニケーション強化、情報も迅速に

  • 2008年1月29日
 オアフ観光局の日本/アジア地区マーケティング営業部長ミツエ・ヴァーレイ氏は今年、旅行業界に対し、担当部署に適した最新情報を迅速に提供することに注力する方針を示した。現地では、アジア市場における日本のシェアが大きいものの、韓国のビザウェーバーの解禁を控えて新たな市場に着目する協議もされている。その中で08年は日本が弱含みで推移すると予測がされていることから、「(市場シェアの)パーセンテージだけで話をしないように」というシビアな見方もでているという。ただし、日本市場の課題のうち、燃油サーチャージや航空座席数、価格競争などはすぐに変えられるものでないため、旅行会社へのサポートは出来ることから着手するとして、現地のホールセーラーや東京の旅行会社、地方の旅行会社など、それぞれの立場で必要な情報を、明確かつ、迅速に伝えていくことを最大のキーポイントとして展開していくという考えだ。

 具体的には、現在までに1000名の登録者があるという、07年5月に開設した業界サイトを利用。旅行会社への情報のうち、企画や営業担当、団体のMICEや教育、さらにハワイ訪問経験のないスタッフが多い現状を踏まえた研修の3つをフォーカスし、求められている情報をピンポイントで提供できるように項目ごとに集約。業界サイトをハブとして、掲載したものをそのまま引き出して利用できるような形で提供するという。また、セールスコールでは訪問回数の異なるベンダー、パートナーがあることから、業界サイトをコミュニケーションのツールとしても利用し、セールスにつなげる考えだ。

▽オアフ観光局業界向けサイト
http://agent.visit-oahu.jp/Contents/

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