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タヒチ観光局、ハネムーナー主軸に他の訪問者の取り込みを継続

  • 2008年1月21日
 タヒチ観光局総局長のダニー・パネロ氏がこのほど来日、日本市場の取組みは2007年に続き、客層の多様化を進める方針を示した。タヒチ観光局は昨年、「タヒチを贈ろう。」をキーワードとしたプロモーションを展開、日本人訪問者数は06年比7.3%増の2万3500人と、ほぼ目標どおりの数値を達成した。パネロ氏は、「日本人訪問者は全体の10%を占める。ヨーロッパとアメリカに次ぐ規模で、非常に重要なマーケット」を強調。プロモーションでは、「旅行会社や航空会社など、パートナーとの良好な関係が最も重要」と、各方面の協力を得ながら展開する考えだ。

 「タヒチを贈ろう。」のコンセプトは、「『とっておきのもの』のイメージ。小さな箱にビーチ、ラグジュアリー、ロマンス、歴史、文化、人の優しさなど、様々な素材、魅力が詰まったギフト」(パネロ氏)であり、現在の訪問者の8割を構成するハネムーナーだけでなく、幅広い層の訪問を促す。特に、2006年に実施した調査では、ダイビング、セーリング、クルーズを目的とした訪問のほか、ファミリー、シニアなどの客層を取り込むことができると分析している。パネロ氏は「すぐに多様化を実現できるとは考えていない。ハネムーナーを重視しながら、中長期的に実現をめざす」という。

 こうした訪問者層の多様化にむけ、帆船でクルーズを楽しめる「スター・フライヤー号」は200名弱の定員でタヒチの島々を優雅に周ることができることを紹介。受入のインフラ面でもボラボラ島に、06年にセントレジス、08年6月にはフォーシーズンズができるなど、宿泊施設の充実が進んでいる。