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ラオス、観光庁駐日代表事務所業務をジャンピングツアーに委託

  • 2008年1月16日
 ジャンピングツアーはこのほど、ラオス人民民主共和国政府からラオス政府観光庁の駐日代表事務所業務を受託した。これは昨年5月の日本、ラオス間の首脳会談において、観光分野で、特に日本からラオスへの観光客の増加が盛り込まれ、その具体的な施策としてラオス側が日本にラオス観光促進事務所の設立することを検討すると明記されたことにともなうもの。ラオス政府がこのほど、ラオス政府観光局業務を受注してきたジャンピングツアーへの業務を任命した。

 ラオスへの日本人訪問者数は、2006年に05年比2.4%増の2万3147人で、1996年から10年間で約3.5倍に増加している。ジャンピングツアー代表取締役社長の阿部重善氏によると、2007年はベトナム航空(VN)のルアンパバンへの乗り入れのほか、タイ国際航空(TG)とラオス航空のバンコク/ルアンパバン線の多頻度化により、日本人観光客についても15%増から20%増になったと想定している。ただし、航空座席の供給量の増加による観光客の増加により、ホテル客室の供給量もひっ迫しており、今後はオフ期の案内などにも注力したいという。なお、観光庁駐日事務所としては、FAMツアーの実施、アセアン投資ミッションと連携した観光セミナーの開催などを継続していく。ラオス政府に対しては、ルアンパバンに続く第2、第3のデスティネーションの育成、ロングステイの増加を目指したビザ優遇施策の実施などを働きかけていくという。

 なお、ラオスについては昨年1月から、日本人旅行者の15日以内の滞在については査証免除となっており、こうしたラオス政府の施策についても浸透をはかる考え。


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