観光庁の設置が正式に決定したことを受け、日本ツーリズム産業団体連合会（TIJ）会長の舩山龍二氏をはじめ、観光関連14団体の会長、国際観光振興機構（JNTO）理事長の間宮忠敏氏らが12月25日、国土交通大臣の冬柴鐵三氏を表敬訪問し、設置要求に感謝の意を示した。

　舩山氏は「観光庁の設置は、TIJをはじめとする観光関係14団体が、累次にわたって要望書を提出してきたもの。観光庁設置は、裾野の広い観光分野を総合的に取りまとめ、横断的に推進する行政組織が出来上がることであり、日本のツーリズム発展に飛躍的な成果をもたらす可能性を秘めている」とし、「我々ツーリズム産業も、関連14団体が中心となってさらに連携を深め、観光立国の実現に向けて総力を挙げて取り組むことで、観光庁をバックアップしていく」と表明した。

　また、間宮氏も「観光庁の設立で、観光政策の基本を担う省庁ができる。JNTOはその実施部隊として更に責任感が増すものと気持ちを新たにしている」とし、「政府観光局」として外客誘致をさらに強力に推進する意思を示した。


▽TIJ関連団体　大臣表敬訪問者（氏名／団体名／役職）
舩山龍二氏／日本ツーリズム産業団体連合会／会長
中村裕氏／日本ホテル協会／会長
井上照夫氏／日本海外ツアーオペレーター協会／会長
津田暁夫氏／国際観光日本レストラン協会／会長
間宮忠敏氏／国際観光振興機構／理事長
梅田春実氏／日本旅行業協会／理事長
馬場耕一氏／全国旅行業協会／専務理事