オランダ政府観光局、「オランダ再発見」で3つのプロダクトを紹介

  • 2007年12月20日
 オランダ政府観光局は2008年のテーマイヤーを「オランダ再発見」に設定、1年間をかけ主にウェブ上で観光素材を紹介していく。今回はオランダの未発掘で魅力あるプロダクトとして、「歴史&カルチャー」「自然」「グルメ&ステイ」の3つを設定。アムステルダムだけでなく、地方にも焦点をあてる。例えば「歴史&カルチャー」ではフリースランド集にある世界最古の稼動型プラネタリウム「ロイヤル・エイシンガ・プラネタリウム」を紹介。また、「自然」ではオランダで初めて世界遺産に指定され、島全体がミュージアムとして保存される「ショークランド」、「グルメ&シティ」では、客室1室のみの、風車を改装したホテルなどを紹介する。

 オランダ政府観光局によると、従来の日本人訪問者の主力客層は花の季節を対象にした団塊世代向けのパッケージツアーだが、最近は今年開催されたフェルメール展を機に、芸術を目的とした女性からの注目が高まっているという。フェルメールは来年8月にも、7点もの作品が来日するフェルメール展が開催されることから、今後の人気の高まりが期待できる。オランダ観光局でも従来のアートはゴッホやレンブラントが中心だったが、幅が広がるとして、力を入れる方針。既に同観光局のウェブ上で「オランダアート倶楽部」を展開し、各芸術家の紹介をしている。

▽オランダアート倶楽部
http://www.hollandartclub.jp/