コロラドのスノーマス・ヴィレッジ、環境配慮のリゾート開発に着手

  • 2007年12月14日
 コロラド州観光局日本事務所によると、同州のスキーリゾート「スノーマス・ヴィレッジ」がこのほど、東京ドーム約7個分にあたる32ヘクタールの広大な敷地で、「周辺街区開発のためのLEED認定基準」を採用したリゾート開発事業に着手した。「周辺街区開発のためのLEED認定基準」は、地域をまきこんだ形で持続可能な環境づくりのために、開発過程でどの程度環境に対する配慮をしているかを評価する指標。具体的な項目は、再生可能なエネルギーや資源の利用、建設機械のバイオディーゼルの利用、効率的な雨水管理、歩行者優先の街づくりなど。

 スノーマス・ヴィレッジは、この基準を採用した官民共同の開発事業としてはアメリカで最大規模のプロジェクト。自治体が地元の開発業者とともに「環境担当委員会」を結成し、法改正や新技術の導入、著名人を招いての講演など、地域のコミュニティに対する啓蒙活動を展開する予定。