マカオ観光局、今年は「体質変えた年」、08年は市場のリピーター化に対応へ

  • 2007年12月14日
 マカオ観光局は12月13日、旅行業界および、メディア関係者を招き「感謝の夕べ」を開催、130名が出席した。この席で、同観光局日本代表の榊原史博氏は、今年の日本人訪問者数が前年比35%増の29万5000人と大幅に伸びる見込みであることに加え、特にうれしいこととして24時間以上の日本人滞在者が62.9%となり、香港からの日帰り旅行先というイメージが変わったことを強調。同観光局では今年、滞在日数の増加をめざし、主要ホールセーラーと「一週間のマカオ」商品をパンフレット全面に打ってでたが、上期商品を販売する4月には日帰り旅行者と24時間以上の滞在客の数が逆転。さらに下期商品の9月には24時間以上の滞在者が60%以上となったという。一方、メディア向けにも日帰りや1泊ではもったいないマカオの魅力を働きかけた結果、「マカオ旅行の体質を変えることができた」と評価した。

 2008年については「2度目のマカオ」として、市場がリピーター化する中でのリピーターの取り込みをはかる。これは日帰りや1泊の訪問者ではなく、滞在してマカオ旅行を堪能した客層を意識するもので、マカオ航空やビバ・マカオでの直行便を搭乗客を中心としたプロモーションをかけていく考えだ。また、「食彩グルメの街」もテーマとし、「アジアで最も美味しいグルメの街とのブランドをとる」と意気込む。これらを通し、2008年は18%増の35万人の誘客をめざす。

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