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タヒチ、07年の日本人訪問者数は7.3%増−メディア露出など奏功、業界も重視

  • 2007年12月14日
 タヒチ観光局によると、2007年の日本人訪問者数は前年比7.3%増の2万3500人となる見込みだ。苦戦するビーチリゾートの中でのプラス成長について、観光局日本支局代表の森啓三郎氏は、今年展開した「タヒチを贈ろう」キャンペーンでのトレインジャックをはじめ、メディア露出が増加した結果、「旅行を検討する際に選択肢に入れてもらえるようになった」と分析する。また、販売担当者向けの教育プログラム「ティアレ・タヒチ・エージェント」も、正規認定の要件緩和などの効果もあって07年の目標60名を達成する見込みで、エア・タヒチ・ヌイ(TN)も含めた業界との密接な関係が伸びを支えているという。12月13日には認定エージェントの懇親会を開催し、送客数などの基準で選出した2名を表彰した。2008年は、「タヒチを贈ろう」を継続し、ハネムーナーを重視してメディア露出を図るほか、シニア層や女性同士などもターゲットに、ビーチだけでなく「人」や「文化」もテーマとして、マーケティング活動を展開する方針。来年の送客目標は2万5000人だ。

 ティアレ・タヒチ・エージェントに関しては、「タヒチは高いという印象の中で、タヒチの良さを口で語ってくれる」と重要性に言及し、200名の目標に向け、全国でのセミナー開催やウェブサイトを刷新しての認定エージェントとの関係強化などを実施する方針を示した。現在の認定エージェントのうち、ホールセラーの従業員は6名程度といい、今後はこの点も拡大をめざす。プログラムの受講者約220人のうちホールセラーからの参加者は約半数で、「送客の要件が難しいようだ」としつつ、今後はホールセラーの年間スケジュールを考慮したプログラム構成も検討する。

 懇親会では、TN日本・アジア地区統括支社長の千野淳氏が、「2007年はこれまでのところ旅客数が10%増で過去最高」と好調さを示した。ロードファクターは60%台というが、イールドが高いため、「他の航空会社ほどの苦労はないはず」という。ショートステイのプロモーションに加え、絵を描いたり写真を撮ったりすることをテーマにした商品も展開中で、「シニア層だけでなく、若い人にも来てもらえている」とした。


 なお、懇親会で表彰した認定エージェントは下記の通り。

▽ティアレ・タヒチ・エージェント表彰者(カッコ内は評価ポイント)
・ティアレ・タヒチ・エージェント大賞(送客数)
アーベーセー/榎本博子さん(2年連続)

・タヒチ観光局/エア・タヒチ・ヌイ賞(送客数だけでなく、支店をまきこんで認知度向上などの成果を上げたエージェント)
JTBトラベルゲート横浜/藤井恵子さん