グアム、11月は微減も通年は横ばいを予想−YQ額低く店頭が売りやすい心理に

  • 2007年12月11日
 グアム政府観光局(GVB)によると、11月の日本人訪問者数は前年比2%減の7.6万人となり、10月まで続いた3ヶ月連続のプラス成長が転化した。関東は1%増の3万9595人であったものの、中部が8%減の1万1201人、近畿が5%減の1万3481人、東北が10%減の2868人となった。一方で中国地方は3%増の2592人で、北海道は5%増の2046人。

 10月までの累計では2%減の85万2092人で、通年での予想についてGVB日本代表の光森裕二氏は、「年末年始を含め12月は好調で、2%減をカバーして95万人強の前年並み水準に落ち着かせたい」と意欲を語る。年末年始では28日と29日出発の商品がほぼ完売となっているほか、チャーター便利用商品も順調。また22日から24日の3連休を利用した商品なども売れ行きが良いという。光森氏によると、「旅行会社がビーチリゾートを販売する際、サーチャージ額の比較的低いグアムは販売しやすいという心理の表れ」と分析する。「厳しい環境ではあるが、来年に向けて悪くはない結果」とし、「来年は団体客の取り込みを強化し、プラス成長を確保する」と方針を語った。