日本/タイ航空交渉、自由化に合意−韓国に続き2ヶ国目

  • 2007年12月3日
 日本とタイの航空当局間協議が開催され、日本側がアジア・ゲートウェイ構想を打ち出し、韓国に続き2国目の航空自由化に合意した。合意内容は韓国と同様で、首都圏の空港を除き、日本、タイの相互に乗り入れ地点、および便数制限を廃止するもの。タイ側は既に輸送力をほぼ上限まで使用しており、これによりタイ側の航空会社が便数を増やすことが可能となる。現在、タイ側の航空会社はタイ国際航空(TG)が成田、名古屋、関西、福岡に1日8便、バンコクエアウエイズ(PG)が広島、福岡を運航しているところ。これについては、今後、便数の拡大も期待されるところだ。合意に際し、成田についてはタイ側の発着枠数である週21便の枠内で路線を自由に設定できることも含まれた。

 また、日本、タイの航空企業の以遠権が週10便、中間地点寄航が週17便のところ、それぞれ週21便にまで拡大した。これにより、以前はTGが運航していた関空経由の北米路線など、関西空港が希望しているアメリカ路線に対する期待も高まる。


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