モルディブ、10万人達成に向け伸び順調−大使館設立でプロモーション強化

  • 2007年11月30日
 日本人訪問者数10万人をめざすモルディブでは、2006年は前年比6.6%増の3万9528人、2007年は10月までに3万4000人を超え、通年では4万人を超えることはほぼ確実な見込みだ。到達目標は2010年までとし、5月に設立した日本大使館を中心にプロモーションを強化、日本人訪問者数の更なる拡大をねらう。大使館では日本人担当者も雇用し、業界への素早い対応を実現する。

 プロモーションは大使館を中心に、メディア露出、セミナー、JATA旅行博やダイビングフェアへの出展などを計画する。さきごろもFAMツアーなどを実施し、複数のメディアでの露出が決定している。また業界向けのプロモーションも重視する意向で、11月29日には名古屋と東京に続き、東京でスリランカ航空(UL)などと業界向けセミナーを開催。この規模での開催はモルディブ政府としては初めての試みで、来年以降も開催を予定する。

 なお、11月5日には南端のガン空港が国際空港の認可を受け、国内線の空港も10ヶ所が準備されるなど、政府のイニシアティブのもとインフラの整備が進む。確保が難しいとされる宿泊施設についても、今後2年間で40の島に40のリゾートが開設される予定で、さらにその後5年間では60のリゾートの開業を予定。現在の宿泊施設の平均稼働率は、約85%という。