マカオ、43ヶ月連続のプラス成長で07年は30万人達成へ−宿泊客も順調に増加

  • 2007年11月26日
 マカオ観光局によると、日本人訪問者数が2004年4月から43ヶ月連続でプラス成長しており、2007年の通年で30万人の達成が現実味を帯びてきた。2007年は10月までに前年比34.9%増の23万3391人となり、既に2006年通年の約22万人を上回った。従来は香港からの日帰り客が多かったが、旅行会社に1週間滞在するツアー造成を働きかけた結果、2007年4月からは逆転。現在では3泊から4泊の「マカオ・モノ」商品が中心という。

 マカオ観光局日本代表の榊原史博氏によると、現在のマカオへの渡航方法は香港経由が大半。ビバマカオ航空(ZG)が、12月から週2便で成田/マカオ間のプログラムチャーターを運航するため、「さらに伸びが期待できる」という。プロモーションは、65歳以上のシニア層と55歳から65歳の団塊世代、35歳から45歳の女性を対象に設定。「マカオ世界遺産の街」と「お洒落マカオ」のテーマのもと、「大人が楽しむカルチャー・リゾート」として定着を図る。特に女性に対しては、コンサートやスポーツの試合などのイベントも活用する。MICE、特にインセンティブ旅行や、修学旅行、さらに地方都市の需要の取組みも進める方針。