観光活性化フォーラム
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18年度の海外修学旅行、校数は過去最高、生徒数は少子化影響するも回復基調

  • 2007年11月13日
 文部科学省が隔年で調査を実施している高等学校等における国際交流の状況によると、平成18年度の修学旅行生数は平成16年度比9.5%増の17万7750人となった。旅行先の国数は34ヶ国で、国別にはオーストラリアが最も多い3万8832人(前回調査比:14.3%増)となり、次いでアメリカが2万8754人(同:23.3%増)、韓国の2万4162人(13.1%減)、シンガポールの2万541人(60.3%増)、中国の1万6147人(9.7%増)となり、上位5ヶ国で前回調査の69.4%から2.9%ポイント増の72.2%のシェアとなった。海外修学旅行に参加する生徒数は平成12年の19万69971人をピークに平成14年の18万2986人、平成16年の16万2299人と減少する傾向が続いていたが、今回の調査ではこれに歯止めがかかり、一転して増加へと転じた。学校数では公立、私立をあわせ1384校となり、調査開始以来、最も多い校数を記録した。これは特に少子化の影響による生徒数の減少があると想定される。

 また、相互交流の観点から、海外の学校が日本国内の学校訪問を伴う訪問については、平成18年度は16年比71.1%増の3万363人、学校数は約400校増の1179校となった。国別では韓国が最も多く、74.3%増の9472人、台湾が168%増の6667人、中国が147%増の4347人。